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歯ぎしり日本人の7割に!? |
「歯ぎしりってあの嫌な音がするやつでしょ? うちの夫が毎晩歯ぎしりして、うるさくって眠れんがよね」 夜中にギリギリ、ギリギリ…と、確かにそばで寝ている者にとっては、はた迷惑なもの。「わたしは絶対大丈夫!」。そう思っているあなた自身も、実は知らず知らずのうちにしているかもしれないのが、歯ぎしりというものなのです。 歯ぎしりは無意識のうちに起こるあごの運動です。自覚するのは難しい上、自分で意識してコントロールするのはまず不可能。実は日本人の約7割が歯ぎしりをしているって知っていましたか? 歯ぎしりの半数以上は音がしないといわれているので、気付かないのも当然かもしれませんが、自分も周囲の人も気付かなくても、意外と身近なところにその兆候や影響が出ていたりするものなのです。 例えば、冷たい物や歯ブラシが歯に当たった際などにしみる▽差し歯や詰め物がよく外れて困る▽なぜか歯が割れたり、欠けたり、すり減ったりしやすい▽歯周病を治療しているのになかなかよくならない▽歯周病ではないはずなのに歯がグラグラする―など、思い当たる点があれば要注意です。 歯ぎしりをしなくても、人間の歯は一生のうちにいくらかはすり減っていくもの。とはいえ、歯ぎしりがあるとその割合が飛躍的に増大するため、かみ合わせや歯並びが変化し、1本1本の歯の負担割合が変わることで歯や差し歯などが折れたり、割れやすくなったりします。さらには歯周病の進行を助長してしまうため、歯の寿命はどんどん短くなっていきます。 その原因としては、精神的ストレス、歯並びや歯の形態、かぶせ物の種類などが挙げられますが、特定するのは難しいのが実情です。歯ぎしり自体を止めることはほぼ不可能なのですが、就寝時に「歯ぎしり防止装置」(医療用マウスピース)を装着することで歯ぎしりから歯を守るという方法があります。 「歯ぎしり防止装置」は保険でもできる方法です。あなたの大切な歯を守るためにも、気になる方は近くの歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。
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